2020.10.15 ツキワクチバの幼虫

1か月ほど前に、園内のライトトラップにボロボロのツキワクチバが入った。♀らしき体型だったので、いちおう採卵を試みようと捕獲した。ほとんど期待はしていなかったが、ポツリポツリと卵か確認でき、これは産みそうだということで食草のカシを入れたところ、かなり産卵してくれた。南方系の蛾だが、群馬では秋、しかも標高が高く寒くなった時期に飛来する。カシ類が食草とはいえ、孵化した幼虫は柔らかい葉を好むようで調達には苦労したが、剪定後に生えたマテバシイの柔らかい葉を好んで食べてくれたおかげでなんとか終齢まで育ち切った。体長は75mmほどでほぼオスグロトモエと同体型、同サイズである。頭部はムクゲコノハに似てやや色味があるが、まぁ地味な部類ではあるものの、記録として残すことができた。



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