OM-Dのプロキャプチャーモードを初めて試すシーンとして、オニヤンマのヤゴの捕食シーンにチャレンジした。60㎝水槽にセットをつくり、ヤゴとメダカを放ってカメラを構えた。今までであれば、ストロボをセッティングして、連写で撮影するシーンだが、ストロボチャージの問題や、なにしろタイミングを合わせるのが難しいシーンである。プロキャプチャーモードは定常光が条件であり、ストロボ閃光速度で瞬間を止められない分、シャッタースピードで止めなくてはならない、これはこれでかなりの制約であり、一般の照明ではなかなか稼げない。ISOを5000まで上げ、かなり高輝度の照明を当ててF5・1/2000でセッティングしてみた。何度か下唇を伸ばすシーンの撮影ができたが、捕らえる瞬間までは撮れなかった。結果としてISO5000ではそれなりのノイズ感もあったが、そのシーンを撮れるという機能は本当に素晴らしい。メダカを捕らえて食べるシーンは寄りたかったので、慌ててISO1000まで下げ、F11まで絞ってストロボ撮影に切り替えたが、なかなか慌ただしい流れであった。